まだまだ寒く、乾燥する日々が続きますが皆さま皮膚のお悩みはございますか?
今の時期は乾燥で受診される方が多くいらっしゃいますが、別の主訴で受診される方でも半数以上はお肌が乾燥している印象です。
乾燥が原因で他の皮膚疾患の治りを妨げていることもありますので普段から保湿をしてお肌をきれいに保ち、皮膚疾患の予防をしていきましょう。
保湿しているのに乾燥する、、、と訴える方もいらっしゃいますが保湿剤の選び方も肌を整えるうえで重要になります。
保湿剤と一口に言っても化粧水から乳液、ボディークリームやワセリンなど色々な種類がございます。
どんな保湿剤を選択し、どのタイミングでどれくらいの量をどの部分に使用するかを正しく理解することが綺麗なお肌への近道になます。
前回は保湿剤の塗り方についてお伝えしました。
今回は「保湿剤の選び方」についてのコラムになります。
まずは避けるべき保湿剤についてです。
・添加物が含まれているもの
添加物とは香料や着色料などです。皮膚への刺激を最小限にするためになるべく無添加の保湿剤を選択しましょう。
・食品由来のもの
ココナッツオイルやアーモンドオイル、ピーナッツオイルなど食品由来の保湿剤はアレルギーを引き起こす可能性があるため乳幼児やお肌が敏感な方、アレルギーをお持ちの方は避けた方がよいでしょう。
・肌の状態に合っていないテクスチャーのもの
保湿剤は油分と水分のバランスによって様々なテクスチャーがございます。例えば顔や背中などニキビの範囲に油分の多いクリーム状・軟膏状の保湿剤や、皮膚に蓋をしてしまうようなワセリン・プロペトなど使用するとかえってニキビが悪化してしまいます。さらっとした水分がメインのローションタイプの保湿剤や乾燥がなければ(ご自身の分泌する油分で補えているため)保湿が不要な場合もございます。
逆に粉がふくほど乾燥しているのにローションタイプの保湿剤しか使用していない方は油分の多いクリーム状の保湿剤に変更してみましょう。保湿力が高く塗る頻度も抑えられることが多いです。
背中や肩など手の届きにくい場所を保湿したい場合は伸びがよいスプレータイプやフォーム状の保湿剤もございます。
夏や梅雨のジメジメする時期はさっぱりとしたローションで保湿し、冬や冷暖房が強い環境ではクリームや軟膏を選択するなど季節や環境によって保湿剤を変える工夫をしてみるのもよいでしょう。
ご自身のお肌の状態や乾燥度合いの判断が難しい場合は一度当院を受診してみましょう。
お肌にあった保湿剤の提案やニキビやアトピーなど皮膚疾患がある方でも使用できる保湿剤もご案内しております。
皮膚科専売品のコスメのご用意もございます。お気軽にご相談ください♪
皆様のお肌が少しでもきれいになるようにご来院お待ちしております。