手汗について|曳舟駅前そらの木皮膚科|京成曳舟駅・曳舟駅の皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科 〒131-0046
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手汗について

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みなさんこんにちはゴールデンウィークはいかがお過ごしされたでしょうか?患者様から楽しい思い出を聞き、私たちも元気をもらっています😊
本日は日常生活で意外と多くの方が悩む手汗の「原発性手掌多汗症」についてお話しさせていただきます。

原発性手掌多汗症とは?


原発性手掌多汗症は、手のひらに過剰な汗をかく状態で、特定の原因疾患がないものを指します。主に自律神経の調節異常が原因と考えられ、ストレスや緊張で悪化することがあります。以下6症状のうち2項目以上当てはまる場合に上記を診断します。

・最初に症状が出るのが25歳以下の方

・左右手のひらに汗をかく方

・睡眠中には汗が止まっている

・1週間に1回以上、手の多汗症状が出る

・家族にも同じ症状の方がいる

・手汗により日常生活に支障をきたすこと

手汗がもたらす影響


原発性手掌多汗症は、単なる「汗かき」以上に精神的な負担を伴います。例えば、対人関係での不安や、仕事や学業でのパフォーマンス低下などです。患者様からは「人と手を繋ぐのが怖い」「試験中にペンが滑る」「紙が濡れて文字が見えない」といった声も聞かれます。このような悩みは、適切な治療で軽減可能です。


治療

当院では、抗コリン薬の外用と内服、塩化アルミニウム製剤があります。

 

アポハイドローション

手の皮膚から吸収され、皮膚の下にある交感神経から出される発汗を促す物質ブロックすることで、過剰な発汗を抑えることが期待されます。

使用方法:1日1回就寝前に手のひらに塗り、起床後は、手のひらを流水でよく洗い流します。

効果:毎日塗り続けることで安定した効果が得られます。効果実感まで約1か月ほどかかります。

副作用:皮膚の紅斑、痒み、湿疹、刺激感、口の渇き、尿が出にくい、視界がぼやける、光がまぶしく感じる、便秘

禁忌:妊娠中、授乳中の方、12歳未満の子ども、緑内障の方、前立腺肥大症の方、手に傷、湿疹、皮膚炎などがある方

内服薬


アポハイドローションで十分な効果が得られない場合や、広範囲の多汗症でお悩みの方には、内服薬もご提案しています。抗コリン薬などを用いることで、全身の汗腺の活動を抑えることが可能です。ただし、副作用(口の渇きや便秘など)が起こる可能性があるため、医師と相談しながら適切な治療計画を立てることが大切です。

 

塩化アルミニウム液

 

汗を出す管(汗管)をふさいで発汗を抑える効果があります。保険適応外の為、自費の購入になります。

使用方法:寝る前に11回塗布し、朝洗い流す。

効果:23週間で効果が出る。症状が良くなったら塗る頻度を開けていける。落ち着いてきたら週1回の使用でも可能。

副作用:抗コリン外用よりも肌がかぶれることがあります。

 

 

当クリニックでは、患者様の症状や生活スタイルに合わせ、外用薬から内服薬まで幅広く対応しています。
手汗は、適切な治療で改善可能な症状です。アポハイドローションで様子を見つつ、必要に応じて内服薬を検討することで、より快適な日常生活を取り戻せます。気になる症状があれば、ぜひ当クリニックにご相談ください。患者様一人ひとりに寄り添った治療をご提案いたします!

 

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