エピペンについて
皆さんこんにちは😊
今回はアナフィラキシーに備える薬、エピペンについてお話しします。
食物アレルギーとは
体には、ウイルスや細菌など有害なものが入ってきたときに、これらを攻撃して体を守ろうとする免疫という仕組みが備わっています。
ですが、一部の人は免疫が過剰に働いてしまうことがあります。
特定の食べ物を有害と判断して、免疫が行き過ぎた反応を起こし、皮膚や消化器、呼吸器、あるいは全身にさまざまな症状を引き起こしてしまうのが食物アレルギーです。
食物アレルギーの原因となる食べ物はさまざまですが、年齢によって異なります。
0歳では鶏卵、牛乳、小麦が主で、1歳以降の幼児期は木の実類、魚卵、落花生が新たな原因となっています。
学童期以降は甲殻類、木の実類、果実類が新たな原因となっています。
食物アレルギー症状
主なアレルギー症状にはこのようなものがあります。
じんま疹のような軽い症状から、アナフィラキシーショックのような命にかかわる重い症状まで様々です。
皮膚症状:赤み、蕁麻疹、晴れ、痒み、灼熱感、湿疹
呼吸器系症状:のどの違和感・痒み・締め付けられる感じ、息苦しい、唇や爪が青白い(チアノーゼ)
消化器症状:気持ち悪くなる、嘔吐、腹痛、下痢、血便
粘膜症状:白目の充血・腫れ、痒み、涙、眼瞼の腫れ、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、唇や舌の腫れ、口の中の刺激感や違和感
アナフィラキシーとは
アナフィラキシーとは、アレルギーの原因物質に触れたり、食べたり飲んだりした後、数分~数時間以内に複数の臓器や全身にあらわれる激しい急性のアレルギー反応のことです。
アナフィラキシーによって血圧の低下や意識障害などの症状を引き起こし、ショック状態に至ることがあります。この状態をアナフィラキシーショックといい、場合によっては命にかかわることもあります。
アナフィラキシーを引き起こす主な原因として、鶏卵や牛乳、木の実類などの食べ物、造影剤や抗生物質、ワクチンなどの医薬品、、スズメバチ、アシナガバチなどの昆虫、食物依存性運動誘発アナフィラキシーが報告されています。
エピペンとは
エピペンとは、アナフィラキシー症状が出たときに使用し、医師の治療を受けるまでの間の症状の進行を一時的に緩和し、アナフィラキシーショックを防ぐための補助治療剤です。
安全性に配慮した自己注射製剤で、使用前後に注射針が見えない設計になっています。アナフィラキシー症状が出た時にいつでも使用できるよう、適切に保管・携帯しましょう。
エピペンを使うタイミング
過去にアナフィラキシーを起こしたことがある方には、今後アナフィラキシー症状が出た時に対処できるよう、抗ヒスタミン薬やエピペンを処方しています。下記の症状がひとつでもある場合は、すぐにエピペンを使用しましょう。また、エピペンを使用するとともに救急車も必ず呼ぶようにしてください。
アナフィラキシー症状
| 消化器症状 | 繰り返し吐き続ける、持続する我慢できないお腹の痛み |
| 呼吸器症状 |
のどや胸が締め付けられる、声がかすれる、息がしにくい、犬がほえるような咳、 持続する強い咳込み、ぜーぜーする呼吸 |
| 全身の症状 |
唇や爪が青白い、脈が触れにくい・不規則、尿や便をもらす、意識がもうろうとしている、 ぐったりしている |
今までアレルギー症状の出ていなかった食べ物でも、急にアレルギーが発症する場合もあります。
最初は軽度の症状でも症状がどんどん酷くなっていくことが多いいです。「あれ、なにかおかしいな」と思った際にはお早めにご相談ください。
エピペン処方ご希望の方は院長の診察日(火曜日、木曜日の午後以外)に受診していただくようお願いいたします。


