乾癬(かんせん)について
皆さんこんにちは😊
暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
今回は、「乾癬(かんせん)」と言う病気についてお話しさせていただきます。
乾癬とは
身体の中の免疫バランスの異常によっておこる全身の炎症疾患です。
日本の乾癬患者数は40―50万人。(1,000人に4-5人の方が出ます)
男女比は、2:1。
発症年齢は、平均40歳弱の方が多く、20歳代と40-50歳代に発症ピークがあります。
乾癬は人にうつる病気ではありません。
良くなったり悪くなったりを繰り返して長期化することも多く、長期的な治療やケアが大切になります。
原因
原因は不明の慢性皮膚病の一種になります。
元々乾癬になりやすい遺伝的要因があり、そこに生活習慣の乱れや肥満、ストレス、飲酒、喫煙などの環境的要因が複雑に関与することによって、免疫バランスに異常が起こり発症につながると考えられています。
症状
典型的な皮膚症状として、紅斑(こうはん)、肥厚(ひこう)、鱗屑(りんせつ)があります。
・紅斑:皮膚が炎症を起こして赤く腫れる症状
・肥厚:皮膚が炎症をおこして盛り上がる症状
・鱗屑:皮膚の表面に白いフケのようなものができる症状
皮膚症状は全身のうち、特に膝、肘、腰周りなどの摩擦を受けやすい部位に多く見られます。
頭部や爪にも症状が出たり、これに痒みを伴うこともあります。
また、皮膚症状だけでなく、関節の痛み、腫れ、変形などの関節症状が見られる場合もあります。
治療方法
塗り薬、飲み薬、光線療法(紫外線照射)、注射剤(生物学的製剤)の4つの治療があります。
患者さんの症状や治療目標や効果などを考慮し、単独や組み合わせて治療を行っていきます。
〇塗り薬
・ステロイド外用薬:炎症を抑える
・ビタミンD3外用薬:皮膚の過剰な増殖を抑える
・配合剤:ステロイド外用薬とビタミンD3外用薬を合わせた薬
〇飲み薬
・PDE4(ホスホジエステラーゼ4)阻害剤:免疫バランスの乱れを整え、炎症を抑える薬
・レチノイド製剤:皮膚の過剰な増殖を抑える薬
・免疫抑制剤:過剰な免疫機能を抑える薬
〇光線療法
・PUVA療法
・ナローバンドUVB療法
・局所紫外線療法
当院では、塗り薬、飲み薬、光線療法の治療をご案内しております。注射剤を希望の方は他院にご紹介させていただいております。
乾癬の治療目標は、患者さんの生活に合わせて乾癬の症状を改善・維持し、生活の質を高め、生活を楽しむことです。
定期的に病院を受診し治療を続け、良い状態を維持していきましょう。


